ハルさん家には、雑誌がいっぱい。

雑誌を中心にZINEやパンフレットなど、心揺さぶられた作品を紹介していきます。

学生時代の後悔と向き合う。『Maybe! volume.6』特集:学生時代

久しぶりに高校生時代を過ごしたまちに帰ることになった。 

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素敵でしょう?

歩いてると、まるで物語の主人公にでもなったかのような気分にさせてくれる。

浪漫が溢れる、とっても大好きなまちなんだ。

 

でもね。

そんなまちで過ごした学生時代は、後悔だらけだ。

 

だって、

あんまりにも"自分が夢見た青春"と、"自分で選んだ現実"程遠いものだったもんだから。

 

「なんでここに入学したの?」

の聞かれるたびに

“血迷った。”

と答え、笑われた。

 

笑い事じゃあ、ない。

馬鹿デカい、人生の分かれ道なんだ。

それを、自分は間違ってしまった。

 

“失敗した、失敗した、失敗した……”

 

大っ嫌いな高校は、卒業式が終わって、逃げるように寮を出た。

 

それが、自分なりの精一杯の反抗だった。

 

"もし、あのとき地元の高校に行っていたら……"

 

卒業後も、ずっとこの後悔が付き纏ってくる。

 

「やらない後悔より、やる後悔。」

なんて、一体誰が言い始めたんだろう。

 

“やってしまった後悔”一番キツいに決まってる。

 

口では「懐かしい」なんて言いながら、学生時代を過ごしたまちを歩く、自分の頭の中はぐっちゃんぐっちゃんだった。

 

“大人になるには、この学生時代と決着をつけなきゃ。”

 

じゃないと、前に進めない気がした。

 

そんな日の夜、ホテルで『Maybe!』を読み返した。

 

『Maybe! vol.6』

特集:学生時代

 

『This!』を読み返して以来、持ってる雑誌を読み返すことにはまっていて、

“飛行機の中での暇つぶしに”

と、パッと目についたこの子を持ってきていた。


まさか、こんな気持ちで読み返すことになるなんて。

 

昔から、雑誌との出会いに恵まれているんだ。

 

今回はそんな、”学生時代の後悔”で泣きたい夜に救ってくれた企画をPick upして紹介させてほしい。

 

特集:学生時代

Youtuberやタレントさん、珈琲店の店主など、さまざまな23人の、学生時代についてのインタビューが綴られている。

 

やっぱり23人、過ごしてきた学生時代はそれぞれで。

“もう充分やりきった”

“戻れるならまたやってみたい”

と、キラキラいっぱいの思い出を糧にして、今を生きている人もいれば、

 

“この時の罪を、今も背負ってるんです。”

と、学生時代の後悔と共に生きている人もいた。

 

自分は読みながら、無意識に後者のような人を探していた。

“自分と同じ苦しみを知っている人がいる。”

その安心感が欲しかった。

 

でも、実際に一番救われたのは、

学生時代の後悔なんてまったく感じさせないデヴィ夫人の言葉だった。

“若い子たちが将来について「わかんない」って言ってるのを聞くとガッカリするの。

目標と目的、あと常に使命感を持たないとダメですよ。

私はずっと人の3倍勉強して、人の3倍働いて、人の3倍努力して、睡眠は人の3分の1で生きてきたわ。

今、私が現代の高校生だったら……目的に向かってまっしぐらよ(笑)。”

 

なんてかっこいい女性なんだろう。

 

デヴィ夫人の学生時代の話を読んだあとに聞くこの言葉は、自慢や説教くささなんて全く感じさせないほど凛としていて、背筋がスッと伸びた。

 

きっと自分には到底できない生き方だけれど、

それでも憧れる生き方だ。

 

学生時代の何が今に活きているかなんて、人それぞれ。

そんなことに気づかされたインタビュー記事だった。

 

カロリーメイト青春漫画 ~部活編~ | コナリミサト

カロリーメイトが登場する青春漫画。

 

学生時代、”自分なんで泣いてるんだろう。”

なんて、わけもわからず苦しくて泣いてたことがあったのだけれど。

“嗚呼、こういうことだったのか。”

と、主人公の心の声で気づかされる。

 

そうやって、ジーンとさせた後に、

“この漫画のようなチームメイトとの関係性は築けなかったので、部活はもうやりたくないです(笑)”

なんて、先生の言葉でちゃっかり現実に引き戻してくれるんだ。笑

 

そうそう。

現実なんてそんなもん。

 

広告ページなんだけど、なんだか心地よくて好きなページ。

 

黒歴史から学ぶ次世代ファッション

スタイリスト・小山田孝司さんによる、黒歴史要素をプラスに取り入れた、新たなスタイルを提案するファッションページ。

 

自分のスマホには、学生時代に撮りまくった、たくさんのプリクラたちが今も削除できずに残り続けている。

当時はとびっきりのお洒落をしてたはずなのに、今の自分が見返してみると、だいぶやりすぎてて恥ずかしい。

 

だけどね。

そのやりすぎてて恥ずかしいファッションが、もう、まんま、載ってたの。

 

もう、びっくりしちゃう。

 

それで、なんだか恥ずかしかったのが吹っ飛んじゃった。

あ、やっぱ自分お洒落だったんじゃん。

なんて、思い始めちゃったりして。笑

 

たまにはこれぐらい単純にいこう。

 

きっと皆さんの中の黒歴史ファッションも、現代の最先端お洒落となって蘇っているから確認してみてほしい。

できたら、昔撮った写真やプリクラと見比べながら。

 

 

 『Maybe!』を読み終わって、

いろんな人たちの学生時代を知って、

改めて自分の学生時代を振り返ってみれば、

 

周りが本当に理不尽な大人たちばかりで

“この人、いつ階段から突き落としてやろう”

なんて、殺意で生きていたことに気づいて、思わず笑ってしまった。

 

"この環境が嫌だから自分が死ぬ"

なんて逃げ、まったく考えてなかった。

目の前に一生懸命で、未来すら見えてなかった。

 

それだけ、今を生きるのに一生懸命だったんだなって思う。

それって、なんて素敵なことでしょう。

 

今の自分には、たぶん無理だなあ。

 

だから。

そんな頑張った自分を、ちょっとは認めてあげようと思った。

 

"選択肢を間違った"と決めつけて、昔の自分を責めてばっかりだったけれど、

逆にそんな道をよく生きてきたと。

 

そしたら、なんだかそんな女子高生の自分が愛らしくなってくるもんだ。笑

 

これが、大人の余裕ってやつなのかなぁ。

 

きっとそれでも。

またこの後悔に押しつぶされそうになる日は来るんだろうけれど。

それでも、帰りの飛行機の中だけは、ちょっとだけそんな自分が誇らしい気がしたんだ。

 

そんな日のために、まだまだこの雑誌は捨てられない。

 

ではでは、また。

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