ハルさん家には、雑誌がいっぱい。

雑誌を中心にZINEやパンフレットなど、心揺さぶられた作品を紹介していきます。

ドラマ『FOLLOWERS』の魅力を『装苑 3月号』から探る。

もうすぐ、大好きな桜の季節がやってくる。

そんなことを想いながら、あるTVCMが気になっていた。

 

Netflixオリジナルシリーズ

『FOLLOWERS』

2020年2月27日(木)からNetflixで独占配信。

 

一目観ただけで"蜷川実花さんの作品"だと感じる、鮮やかな映像

 

CMが流れる度に、

"ちょっと見てみたいかも"

そんな思いを募らせていた。

 

そんな中、まんまと本屋で手に取ってしまったのが、

 

装苑 3月号

特集:レンズが映すもの。

〈2020年1月28日発売〉

 

蜷川実花さんによって撮影された、

モトーラ世理奈さんの幻想的な表紙が目印。

 

この、"まどろみの中に映える鮮やかな色彩"に思わず目を奪われた。

 

そのままパラパラとめくってみれば、気になっていた『FOLLOWERS』の文字。

 

"これは買うしかなかろう。"

そのままレジへ。

 

そして読み終われば、その勢いのまま『FOLLOWERS』全9話を一気に観ていた。

(1話が40分前後なので、合計360分。)

 

画面の向こう側で。

でも確かに、ここ東京で。

鮮やかに生き抜く女性たちが、なんと美しいこと。

 

今回は、そんな魅力溢れる『FOLLOWERS』を装苑 3月号』を通して、紹介していきたい。

〈※ドラマのネタバレはないのでご安心を。〉

 

ドラマを観てからでも。

はたまた観る前でも。

装苑 3月号』を読むことで、より映像の美しさを楽しめると思うのでぜひ。

 

魅力.1
女としてのモチベーションを上げてくれる言葉たち。

装苑』P26

蜷川実花 溶け合い、境界を越え、世界を輝かせる映像と写真

監督最新作 FOLLOWERSで描く夢とリアル

 

ドラマ内で百田なつめを演じる池田エライザと共に、大きくプリントされた文字。

"女性であることを肯定し、

しなやかに凛として戦っていきましょう"

第9話の表彰式で、中谷美紀さん演じるリミが発したこの言葉。

 

なんて、かっこいいんだろう。

文字で見ても、言葉として聞いても、背筋をスッと伸ばしてくれる。

 

そしてこの言葉を、"表彰式"という舞台上で堂々と発することができるリミも、またかっこいい。

 

ものぐさな自分は、今でもふっと気が抜けた瞬間に、女として生まれたことを面倒だと感じることがある。

 

だけれど。

そんなときも、この言葉に限らず、ドラマ内で出てくる力強い言葉たちを聴いていると、

"女としてのモチベーション"

がぐぐんっと上がるのだ。

 

同じ女性の中に、こうも凛として生きる人たちがいる。

 

それだけで、心の底から安心する。

魅力.2 
いろんな世代のかっこいい女性たち。

装苑』P28

蜷川実花 ×池田エライザ

自分の物差しで進むために

 

このインタビューを読むと、『FOLLOWERS』は蜷川さんが出会ってきた"尊敬すべきかっこいい女性たち"をモデルに作られたことがわかる。

 

"いろんな世代のかっこいい女性がみれる。"

 

人生の目標を

"27歳まで生きる。そしていい女になる。"

と掲げる自分に、まさにぴったりじゃないか。

 

それに、かっこいい人が尊敬するかっこいい女性。

素敵じゃない、わけがない。

 

実際に観て、思う。

やっぱり、かっこいい。

 

男性に頼らず生き抜く彼女たちが、とってもとっても眩しい。

 

いろんな年代のかっこいい女性を観ることは、勉強になる。

そして、生きる活力にも。

 

魅力.3 
今の東京を表すファッションたち。

装苑』P30

蜷川実花作品の映像美を作る!

FOLLOWERSの舞台裏

 

ドラマ内で華やかに着飾る登場人物たち。

 

中でも、リミ(中谷美紀)とエリコ(夏木マリ)の衣装を担当された、スタイリスト・白幡啓さん

"各ブランドの前例のない協力を得て、2019年春夏コレクションで発表されたアイテムをスタイリングしました。"

という言葉には驚いた。

 

まさに、蜷川さんの

"東京の最高にハイファッションなシーンを世界に発信したい"

という想いが、実現されたものだった。

 

そこから、さらに面白いのがスタイリスト・長瀬哲朗さんのお話。

 

蜷川さんからのリクエスト、

"今の東京の雰囲気を服で伝えてほしい"

に対する、

"僕が今、感じる東京のファッションの面白さは『カオス』。"

という答え。

 

"カジュアルからストリート、ハイファッションとあらゆる様式が混在し、若い世代はそれぞれの要素を取り入れ、組み合わせて自分のものにしている。"

 

それらを見事、映像化することに成功し、

"ブランドの違いを超えた幸福な治外法権"

と表現されているのを読んで、改めて『FOLLOWERS』を観ると、より登場人物たちが輝いて見えるのだ。

 

また、スタイリストさんそれぞれが、

"蜷川さんからのオーダー"

をどう噛み砕いて形にしているのかは、読んでてとても興味深い。

 

魅力.4 
登場人物たちを表現する部屋たち。

装苑』P31

"今の東京"に住む登場人物たちの部屋は、どれも魅力的だ。

 

それらを担当された、セットデザイナー/アーティスト・ENZOさんの、「家」と区別する「部屋」の考え方は面白かった。

 

"『家』っていうと安住の家とか、根を下ろす場所みたいな印象があるけど、彼らの住む場所はどちらかというと『部屋』と呼びたいくらいの、身軽で簡単なものじゃないかなと思います。"

引きこもりでお家大好きな自分からは、絶対に出てこないこの考え方がとても新鮮で。

だけれど、ドラマを観た後にはとてもしっくりくる、そんな言葉だった。

 

この言葉から続くお話も、とても興味深いのでぜひ。

 

個人的には、コムアイさん演じるサニーの、ランタンが吊るされた部屋に、1番憧れを抱いてしまった。 

 

 

 

普段観ている映像作品が、"アニメ"に偏っているものだから。

 

久しぶりに"華やかな現実"をみた。

 

というのが、このドラマへの1番の感想なのかもしれない。

 

その"華やかさ"の後ろでチラつく"反抗心"が、

登場人物たちをここまで凛と美しく魅せているのではないだろうか。

 

生きるために反抗心を。

美しくあるために反抗心を。

忘れちゃいけない、気がするよ。

 

ではでは、また。

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